◇「上尾すずなり落語会」は故平塚和江が、落語好き講じて、自分の店(「花の店ボニータ」)を大家さんの了承を得て改造し、定期的に開催しようと立ち上げた会。この落語会場を特に「上尾すずなり」と名付けた。
◇自分の店まで改造し、のぼりを作り、看板まで仕立ててしまうほどの熱の入れよう。
◇はじめは、埼玉出身の楽生師匠を追っかけて落語を聞き、ついには上尾西口の京料理「善」さんに頼み込み、場所を借りて「楽生会」をスタートさせました。
◇しかし、会を重ねるごとに、どうしても自分の店で三遊亭楽生さんの落語を聞きたいとの思いが募り、「改造」となったわけ。
◇こうして「上尾すずなり落語会」は、三遊亭楽生師匠の援助も有り、楽生師匠の独演会だけでなく、三遊亭一門や両国亭を中心に活躍する落語家さんの落語が聞くことができる落語会として幅が広がっていった。
◇上の写真は三遊亭楽生師匠を招き、第一回「上尾すずなり落語会」が、「花の店ボニータ」で開かれた時のもの。中央が故平塚和江。満面の笑み、「やったね」が聞こえて来そう。
◇「花の店ボニータ」を会場に、月1回は落語会を開催してきました。蛇足ですが、「上尾すずなり」の「すずなり」とは、落語を楽しみに聞きに来てくれる人が「すずなり」になるようにとの思いがこめられています。皆様のお声がけで、輪(和)が広がっていけばと思っています。